鈴木良始先生のプロフィール

名前 鈴木良始(すずきよしじ)
研究テーマ 生産システム,組織とモチベーション,技術と競争戦略
担当科目 「生産管理論」,「生産システム論」,「経営学」
研究室 今出川キャンパス至誠館401号室 (075)251-3693
メールアドレス @mail.doshisha.ac.jpの前にysuzukiとつけて下さい。(機械的悪用防止のためにややこしく書いています)

自己紹介

出身は愛知県豊橋市。高卒後,「北の大地で牧場経営」を夢みて北大へ。大学在学中,その夢の甘さを認識させられ,将来の進路に悩み,勉強に身が入らず。けっきょく,農学部農学科を6年かけて卒業後,経済学部に学士入学,その後さらに大学院へ進学。振り返ってみれば,北海道で大学生,大学院生,大学教師を,計31年も続けてすっかり道産子に。縁あって,2000年秋学期から同志社大学商学部に移籍。中学,高校時代はバスケットマン。キャプテンとして愛知県大会優勝を経験。北海道ではスキーの腕を磨く。観る方ではサッカーで興奮。過去の趣味遍歴--油絵,クラシック・ギター,長距離サイクリング,切手収集,クラシック音楽鑑賞。好きな小説家は山本周五郎,藤沢周平。学生時代にロマン・ロラン全集を読む。高校時代は,武者小路実篤。

研究テーマなど

商学部卒業生向けの樹徳会会報に掲載した文章の一部を引用して,研究テーマの紹介に替えます。
「ふつう,専門領域というと一つか多くて二つなのですが,私は三つの専門領域を持っています。一つは生産システム論,二つは人事管理論,三つは株式会社論を中心とする企業論です。

企業論は大学院生の時の恩師が専門としていた研究領域で,そのため私も自然と関心を持つようになり,院生の時期に専門知識も深められたことと大学教師になって最初に担当した講義が「企業形態論」という企業論科目だったことから,最初に私が研究領域とした分野でした。生産システム論は,この企業論の研究から派生しました。企業間競争の優劣を決める要素は何かということに以前から関心を持っていた私は,1970年代後半から目立ち始めた日本の自動車・電気機械・その他機械産業の国際競争力が何によるものなのかという問題に研究の重心を移しました。このテーマは七年間ほどの集中的な研究を経てまとめられ,経済学博士号を取得しました。「博士号とかけて足の裏についた飯粒ととく。その心は,取らないより取ったほうがよいが,取っても食えない。」たしかにこの通りなのですが,「これでようやく一人前の研究者になれた」という感慨はやはり禁じ得ませんでした。さて,この生産システム論の研究は,もう一つの研究領域である人事管理論へと必然的につながりました。機械産業の競争力は生産システムの側面ばかりでなく,そこで働く人々の勤労意欲や技能形成,それを管理する人事管理制度の日本的特質を研究しなければ十分な説得力をもって解明することは困難だと分かったからでした。

じつは,研究領域の「引き出し」を新しく一つ作るには大変な労力が必要なのです。その領域の過去の主要な先行研究を渉猟・読破し,自分なりに整理して独自の問題意識へと昇華させる途方もない時間と努力が要求されます。歴史ある学問領域ほど過去の蓄積文献は厖大で,加えてすでに多くの研究者がいてほとんどどんな問題についても未踏の領域が残されていないということになり,新たな学問的貢献は難しくなります。私が取り組んだ三つの領域の中では,人事管理論領域がこの点で最も難関だったと思います。

こんなふうに苦労して「引き出し」をいったん作ると,特定の問題研究を終えたからといってそのまま朽ちるにまかせるのは惜しいという気がしてきます。ところが,この「引き出し」のメンテナンスがまた大変なのです。新たな研究動向を無視していると数年の内にその「引き出し」は過去のものになりカビが生えます。つねに新しい論文や文献に通じている状態を維持しなければなりませんし,おまけに私の専門とする領域はどれも歴史というよりまさに現在変化しつつある社会経済事象を対象としていますから,対象そのものの動向にいつも注意していなければなりません。

最近の研究テーマについては,研究者情報を参照して下さい。