鈴木ゼミの紹介

ワクワク楽しいゼミをめざして

「社会から尊敬される経営」,「社員が高い意欲を持ち,学び成長する経営」の探究――人材マネジメント論と経営組織論から学びながら,「ワクワク楽しいゼミ」をゼミ生自身がつくる

ゼミの目標は,卒業までにゼミ生一人一人が,1. 企業経営でもっとも大切なことは何かを学び,企業経営に対するしっかりとした識見を身に付けること。2. みずから調べて主張できる能力,卒業論文などにまとめる能力を身に付けること,です。

日本や世界の無数の企業の中に,金儲け(利潤追求)や売上げ拡大を究極の目標とは考えず,「社会に役立ち,社会にその必要性を認められる」ことを第1の目標とする高い志の理念に貫かれ,それによって一流の経営成果をあげ続ける企業が少なからず存在します。このような考え方を持つ企業は,ゆっくりですが増えているように思います。ゼミでは数多くのそうした企業経営の事例をビデオや本を通じて学びます。

企業など組織の力の源泉は、究極、人の力に行き着きます。人の本性を蹂躙せず、逆にそれを伸ばして個人と集団の潜在能力を十全に発揮させうる組織が強い組織です。ゼミの学習を通じて、このことを深く理解してもらいたいと思います。

社員が元気な組織は,1人1人が結果を出し,創造的な仕事をし,互いに刺激し合い,学習し成長できる組織です。このような組織では,社員が元気で目が輝いています。どのような組織の仕組みやリーダーシップ,経営諸慣行が社員の潜在的能力を引き出し,成長させ,組織に活力を与えるのかは,企業経営の究極のポイントです。世の中に数百万ある凡庸な会社の経営者や管理者たちは,この本質を理解できていません。ゼミ生には,そこに深い理解を得て社会に巣立って貰いたいと考えています。

以上のような視点から,このゼミでは,<モチベーションと組織慣行,経営慣行>,<企業理念の意義>,<学習する組織,社員が成長する組織>,<権限委譲の自律型マネジメント論>,<リーダーシップ論>,<チーム組織論>,<組織心理学>などを幅広く学びます。

2年秋学期と,3年の1年間を通して,以下のような学習を進めます(映像資料,副読本など修正の可能性あり)。4年は卒業研究,論文の作成です。

2,3 年生のうちに10冊程度学ぶことを目標としています。毎週,読んでくる分量は,30-50頁です。具体的な個別企業事例を読むことが多いのでこの頁数でもそれほど大変ではありません。本を読んで考えること,主張すること,質問することが好きな学生には,このゼミは向いています。ゼミ生は,毎週のゼミまでに予定頁を事前に読んで自分で考え,ゼミで発言し,ディスカッションします。ゼミでたくさん発言する学生は歓迎されます。発言しない学生は,貢献度が低いので好ましくありません。

ゼミで学ぶ内容は新鮮で,大変興味の涌く内容が多いので,意欲が低下するゼミ生はあまりいませんが,しかし皆無とはいえません。準備してこないゼミ生,発言しないまま成長しようとしないゼミ生,変われないゼミ生は,残念ですが学期途中でも退ゼミとなります。ゼミは主体的に学ぶ学生によって成り立ちます。やる気が出てこない人はゼミを去るべきです。それが他のゼミ生にとっても教師にとっても,また本人にとっても,ハッピーなのです。ゼミは意欲ある学生が自律的に学ぶ場でなければならない,と考えています。自ら学ばず,受け身の学生には居場所はありません。鈴木ゼミは,内容なく「仲良く」2年半過ごして単位がもらえる「お気楽」ゼミではありません。卒業時に振り返ったら頭の中に何も残っていないゼミではありません。「学生が育たないゼミ」はやる意味がない,と思います。

鈴木ゼミの学生は間違いなく大きく成長して卒業します。成長できるゼミは楽しいゼミです。鈴木ゼミの雰囲気は真剣な中にも非常に明るく,活発で楽しいものです。

ワクワク楽しいゼミをめざして

ゼミのミッション(大目標)―【「ワクワク楽しいゼミ」を築く】

誰かが楽しいゼミを作ってくれる? 違います。作る責任は1人1人にあります。誰かに(教師に)依存し受け身になる学生が1人増えるごとに,ゼミは活気がなくなり,面白くなくなります。ミッション=「ワクワク楽しいゼミ」は,ゼミ生各人が次の三つの責任を担うことからできあがります。

  1. 【親和・連帯への責任】ゼミ生が互いをよく知り,ゼミ活動で助け合い,刺激し合う。引きこもらずに自分を発信する。相互に尊重し,交流を深める。
  2. 【面白いことへの責任】誰もが,Happinessを高める努力を求められます。「面白いこと」「楽しいこと」を企画し実行することは,それ自体に価値があるだけでなく,1にも3にも好影響を与えます。
  3. 【自己成長への責任】自分が成長するように努力しましょう。各自の成長は,メンバーの成長にもつながります。そして,成長を実感できると幸福感が得られやる気が出ます。

ゼミ生はこれら3つの責任があります。

ビジョン(ミッションのイメージ化:ゼミ生個人の具体的な成長イメージ)

ビジョン→「ワクワク楽しいゼミ」を通じて,「成長」を実感する。成長の領域は,おもに次の四つです。

  1. 【読書力】たくさんの本を,苦にせず読めるようになる。読むことが好きになる。
  2. 【発言力と議論力】臆せず気軽に発言でき,議論に加わることができる。
  3. 【知識力】企業経営・経営組織について,自信を持って語ることができる幅広い知識と見識を身につける。
  4. 【交流力】誰とでも気軽に話ができるようになる(決して引きこもらない)。

行動規範

  1. 【自己計画】ミッションとビジョンに向かって,自分の計画を立て,自己評価し,次の目標を決めること。
  2. 【自律性】自分と人の自律性を尊重できること。自己決定できる能力・知識・習慣を養う。
  3. 【利他の精神】仲間の為に役に立つことはすすんで実行する。
  4. 【つねに発言】する。

注意事項:ゼミには以下のルールがあります。

  1. 毎回出席が原則です。もし半期に3回を超えて休むと単位は出ません。
  2. 2,3年生は2コマ続けてゼミを行うことがあります。 とくに3年生は,ゼミの次の時間も継続してゼミを行うことが多いです。ゼミの次の時間は他科目を履修できません。
  3. 教員の担当科目(「生産管理論」「生産システム論」)は必修です。

ゼミの選考方法と選考基準:選考は面接によって行います。面接時に「成績通知書」の写しを必ず持参して下さい。1年次GPA 2.1以上がゼミの選考受付条件です(2.1未満は受け入れ可能性はありません)。また,ゼミで積極的に発言できる人のみ受け入れます。アカデミック・リテラシー,ビジネス・トピックスなどで,しっかり予習して「他の学生よりもたくさん発言した」といえる学生は,鈴木ゼミに向いています。